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公認心理師試験問い131

公認心理師試験問い131で若年性認知症で多いタイプが話題になっている。「マスコミでよく用いられる若年性認知症 (EOD)という用語は通称である.正式には 18 歳以降 44 歳までに発症する認知症を若年期認知症と呼 び,45 歳以降 64 歳で発症するものを初老期認知症という(一ノ瀬、1997、厚労科研報告書)

であるなら、ちょっと微妙な問題。朝田先生の総説だと(2016)、一ノ瀬(1997)、朝田(2009)の二つの厚労科研では血管性が「意外に」最多であった。ただ「欧米ならびに我が国からの報告を要約する と,まず大多数の報告で Alzheimer 病(AD) が最多だとされる」)(朝田2016)

ということで、一般的な見方は「若年性」はアルツハイマーが多いということではないか。精神科医の多くはあまり考えずにアルツハイマーと答えると思う。多分、出題者の意図は若年性認知症はアルツハイマーが多いということだと思うけど、どうかな、#公認心理師